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「あの日」の思い出が蘇る冬のひととき ~クリスマス演奏で生み出た手拍子と感動~

更新日:1月22日

25.12.21_社会福祉法人美郷会サービス付き高齢者向け住宅

       フルール向島(略称:フルール向島)「クリスマス会」

フルール向島×龍谷シンフォニックバンド


■『クリスマス会』の活動レポート

 フルール向島にて「クリスマス会」が開催され、龍谷シンフォニックバンドさんによる演奏が披露されました。 サービス付き高齢者向け住宅にお住まいの方々を対象に、音楽を中心としたレクリエーションを実施するのは今回が初めてとなります。「音楽を通してクリスマスを感じていただきたい」という思いから、今回のお繋ぎが実現しました。

 当日は50名を超える利用者の方が会場に集まり、開演前から席で待たれる方や、「今日は演奏が聴けるんやね」と笑顔で話される様子が見られました。演奏が始まると、クリスマスソングをはじめ、馴染みある楽曲が次々と奏でられました。力強さの中にもやさしさを感じさせる音色に、利用者の皆さんは身を乗り出すようにして聴き入り、音楽の流れにじっくりと耳を傾けておられました。

 また、プログラムの途中には、楽器について学べるクイズも取り入れられ、演奏を聴くだけではなく、一緒に楽しめる工夫がなされていました。馴染みのある曲が流れると、自然と手拍子がそろい、口ずさむ方も増え、会場全体に一体感が生まれていきました。演奏の締めくくりには、大きな拍手が鳴り響き、感動を表すように立ち上がって拍手を送る方の姿も見られました。アンコールを望む声もあがるなど、演奏の余韻を名残惜しむ様子が印象に残りました。

 演奏を通して、利用者の方と心豊かなクリスマスのひとときを共有することができました。音楽がそっと心に寄り添い、人と人の距離を近づけてくれることを実感する、素敵な時間となりました。


■今回の取り組みを振り返って


フルール向島

北内さん

 施設行事の中で、入居者の皆さんに喜んでいただける催しを企画したいと考えていましたが、演奏活動をされている方との出会いが少なく悩んでいました。そのような中、同法人の職員から、伏見いきいき市民活動センターさんの「むすぶっく」があることを教えてもらったことが、今回のご縁につながりました。「むすぶっく」に掲載されていた、龍谷シンフォニックバンドさんの活動の様子やお写真がとても素敵だと思い、依頼しました。

 事前の打ち合わせでは、当日の会場の広さや進行について丁寧に確認していただき、団員の皆さんやセンタースタッフの方にもサポートいただいたことで、安心して当日を迎えることができました。

 当日は、想像以上に迫力のある演奏が披露され、会場全体が一気に華やかな雰囲気に包まれました。入居者の皆さんがよく知っている楽曲ばかりで、特にクリスマスソングのメドレーは大変好評でした。演奏後には、「生演奏がとても良かった」「また来てほしい」といった声が多く聞かれ、皆さんの表情がとても明るくなっていたのが印象的でした。

 これからも、こうした楽しみが尽きることのない、温かいサービス付き高齢者向け住宅であり続けてほしいと願っています。

[フルール向島]

向島にある複合型施設で、2026年に創立10周年を迎える。サービス付き高齢者向け住宅80床を有し、外出や外泊は自由とするなど、入居者一人ひとりのこれまでの暮らしを尊重した生活環境を整えている。入居者は明るく活発な方が多く、施設内には日々笑顔と温かな交流が広がっている。




龍谷シンフォニックバンド

安藤さん

 私たちは「幅広い世代の方に音楽を届けることを大切にしたい」という思いから、今回の出演をお引き受けしました。

 事前の打ち合わせでは、一度会場を見学させていただいたことで、当日の雰囲気や導線を具体的にイメージすることができました。あらかじめ利用者さんの人数が多いことも把握できていたこともあり、当日大きな混乱なく演奏に臨めたと感じています。選曲については、「聴いてくださる方が知っている曲であること」を何より大切にしました。知らない曲では楽しみにくいと思うからこそ、普段から年齢層に合わせた選曲を徹底しています。今回は、一曲ずつでは曲数が限られてしまうため、メドレー形式を取り入れました。誰もが耳にしたことのあるポップスや当時の思い出がよみがえるような歌謡曲を中心に構成しました。

 当日は、利用者さんが自然と体を揺らしたり手拍子をしたりと、とても温かい雰囲気に包まれていました。楽器紹介やクイズコーナーでは、司会役を務める団員が原稿を用意し、役割分担をしながら進行しました。ただ演奏を聴いていただくだけではなく、少しでも距離を縮めたいという思いから工夫を重ねた部分でした。その結果、会場との一体感が生まれ、アンコールをいただけたことは、私たちにとって大きな励みとなりました。

 今回の出演を通して、音楽による社会貢献について、改めて考える機会となりました。さまざまな団員が集まる中、「地域に音楽を届ける」という視点は、これからも団として大切にしていきたいと思います。

[龍谷シンフォニックバンド]

龍谷大学吹奏楽部のOB・OGメンバーが所属する団体。「大学を卒業しても大学時代に培った意識の高い演奏を続けたい」という思いを持ち、普段の活動では、年に数回の定期演奏会や吹奏楽連盟のコンクール、地域からの依頼演奏に向け練習を行っている。

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