24.12.21_南浜児童館クリスマスイベント
南浜児童館×龍谷シンフォニックバンド
■令和6年度『南浜児童館クリスマスイベント』の活動レポート
南浜児童館で開催された今年(2024)のクリスマスイベントでは、楽器演奏の他、大型絵本やビンゴ大会、てあそび歌が行われ、賑やかな催しでした。
龍谷シンフォニックバンドによる演奏では、少人数編成の3グループが入れ替わりで、ディズニーやジブリ、クリスマスがテーマの曲を披露。間近で見る楽器演奏に、子どもたちは興味深々で聴いていました。音に合わせて歌ったり手拍子したり、会場のみんなでクリスマスムードを楽しみました。


■今回の取り組みを振り返って
南浜児童館 瀧石厚生員
毎年開催するクリスマス会は、地域の方や職員の協力で行っていましたが、今年はこどもたちに生の音を聞かせてあげたいという思いがあり、「ふしみむすぶっく」を見て龍谷シンフォニックバンドさんに依頼しました。
児童館ではおたのしみ会は月に1回開催しており、12月はクリスマスイベントとして、演奏会やビンゴ大会、大型絵本などに加え、楽器の搬入・搬出時には「てあそび歌」を実施しました。今回は、親子合わせて約80名の参加があり、こどもたちが近い距離で楽器演奏を聴く機会を設けることができてよかったです。
参加したこどもたちは静かに座って演奏を聴き、知っている曲はみんなで一緒に歌って楽しんでいました。盛り上がる場面ではこどもたちから自然に手拍子が起こり、こどもたちが楽しんでいる様子が伝わってきました。
龍谷シンフォニックバンドの皆さんは、幅広い年齢層のメンバーが活動している団体という印象を受けました。ドラムなどの普段児童館のイベントではあまり出てこない楽器を用いた演奏で、こどもたちにとっても新鮮だったと思います。また、クリスマス仕様の譜面隠しや衣装を身につけ、雰囲気作りを意識して演奏してくださいました。楽器の紹介では、司会の方とこどもたちの微笑ましい掛け合いもあり大盛り上がりでした。南浜児童館では1年を通して多くのイベントを実施しているので、クリスマスに限らずまた依頼したいと思いました。

[南浜児童館]
すぐ側に濠川が流れており、周囲には大手筋商店街や竜馬通がある場所に立地。乳幼児から学童のこどもが通い、現在約180名の登録がある児童館。月に1回のおたのしみ会やクラブ活動などの様々な行事を実施している。
龍谷シンフォニックバンド 三好さん
子どもたちを対象とした演奏の機会はほとんどなく、今回は数年ぶりでした。普段は京都府の吹奏楽コンクールや定期演奏会、吹奏楽連盟のイベントに出演することが多いため、40~50名の大人数編成で練習をしています。今回のイベントでは、10人以下のアンサンブル演奏を3部に分けて行いました。子どもたちに楽しんでほしいと思い、子ども向けの曲選びを意識しました。当日は、ドラえもんや勇気100%などのアニメ曲や、ジブリの曲、クリスマスの定番曲などを披露しました。雰囲気作りのため、メンバーみんなでクリスマスの小物や衣装を持ち寄り、アイデアを出し合って準備しました。
最初は、大人しく座って聴いていた子どもたちも、次第にリラックスして手拍子や歌で楽しんでいました。子どもたちは楽器に興味津々で、演奏中は演者をじっと見つめていました。子どもたちのかわいい反応を見ることができて、演奏している側も楽しかったです。
今回、普段とは異なるスタイルで演奏することができて楽しかったです。団体として、どんな演奏スタイルでもやっていけることを再確認することができました。今後も、個々人のスキルアップを目指して練習を続けていき、今回のようなボランティア演奏の機会も増やしていけたらいいなと考えています。

[龍谷シンフォニックバンド]
龍谷大学吹奏楽部のOB・OGメンバーが所属する団体。「大学を卒業しても大学時代に培った意識の高い演奏を続けたい」という思いを持ち、普段の活動では、年に数回の定期演奏会や吹奏楽連盟のコンクール、地域からの依頼演奏に向け練習を行っている。
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