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KUWADATE OBOG インタビュー vol.6 猪尾雪乃さん


第6回目のOBOGインタビュー、今回は猪尾雪乃さんを取材させて頂きました。

お名前:猪尾雪乃さん

出身地:大阪

職業:販売員

好きな俳優:竹之内豊

コミュニケーション能力が高く、誰とでも話せる猪尾さん。

そんな猪尾さんから、いきセンで働いていた頃について、お話を伺ってきました。

Q. いきセンで働くことになったきっかけを教えてください。

2回生のときに、「このままやったら学校にきた意味がないな」と自分の中で焦りを感じ始めて、いろいろなことにチャレンジしようと動いていました。しかし、中々自分に合ったものがみつからなくて悩んでいた時に、当時いきセンで働いていた先輩の田中さんに声をかけてもらったのがきっかけでした。

Q. 猪尾さんのいきセンでの役割は何ですか?

「上に立つタイプではない」と自分では感じていたので、しっかりとした立ち位置はなかったのですが、場が凍り付いていたら少しでも暖かくしたり、1人でいる人に話しかけたりする、場の雰囲気を暖める人という役割を意識的にやっていました。

Q. いきセンで学んだことは何ですか?

「1人ひとりをきちんと見ることが大切なんやな」と強く感じました。

同じ悩みを持ってる人でも、思いや背景をしっかり聴く中で、少しづつ異なっています。ちゃんと1人1人の意見をしっかりと汲み取ったりとか、ひきだしてあげる事。

一人一人にきちんと向き合うことで、人の関係、まちの関係、いきセンとその地域、関わる地域の関係性なども、変わっていくと思います。そんな意味で一人一人を見る目線を学びました。

Q. 現在行っている活動を教えてください。

現在は、販売職で接客業をしています。

着物の販売を行っているのですが、売ることが第一というよりも、着物の良さを知ってもらうことや、お客さんにとって着物が楽しいものだとわかってもらえるようなキッカケになるような接客を心がけています。

Q.いきセンでの経験を踏まえてどんな人になりたいですか?

うーん、どんな人・・・どんな人になりたいかは、一言で言うと、「温かい人になりたい」です。

私自身今までの22年間生きてきて、たくさんの人に助けられて、1人では絶対生きていけないと感じています。だから、自分も誰かを助けてあげられる人になりたいと思っています。

「助ける」と一言で言っても、ちゃんと相手の気持ち、思い、そして背景など、全部ひっくるめて、汲み取り、受け止めたいです。

その上で私らしい言葉をかけ、相手が私と話すことで、少しでも、「楽になったわ」とか、「話せて良かったわ」と感じて、もらえるような温かい人になりたいと思っています。

Q.いきセンでの印象的なエピソードを教えてください。

『よろずや』という取り組みに参加していて、おばあちゃんの家に掃除と草むしりを手伝いに行きました。

私たちが草むしりしているうちに、デザートを作ってくれていて、お話しを聞くときに出してくれたんです。

話していると、孫に接するように一緒に笑ったり、楽しんでくれたんです。私たちが町の事聞かせてもらってありがたい事なのに、おばあちゃんが「ありがとう」って言ってくださって、お互いに満足できる空気ができていました。

おばあちゃんにとってはちょっとした事が生きがいになるのかなって気が付きました。例えば、私たちが来たから、「ちょっと料理しよう」とか、「きれいに片づけておこう」とか、「何をお話ししよう」とか、おばあちゃんは色々頑張ってくれていたんだろうなと思います。

1人1人とたくさん繋がるのは難しいことだけど、「時間をかけて、1人にちゃんと関わることも大事だな」と思えたのが印象的なことでした。

Q.いきセンでのやりがいはどんなことがありましたか?

センターでは町の人とも関わりが多いです。町の人と言っても、ずっとその町で生きてきた人、その町に興味を持って活動している人、そこに興味を持って活動している学生など。

世代や所属関係なく、いろんな人と関われ、自分の思いや相手の感じている事をたくさん聞けましたし、私の話も聞いてもらいました。そういう関わりの中で、「ありがとう」と言われた時が、一番やりがいを感じたし、「やってて良かったな」と思いました。

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