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KUWADATE OBOGインタビュー vol.25 田中基支


今回は田中基支(たなかもとなが)さんに取材させていただきました!


名前:田中基支

年齢:22歳

出身地:福井県

職業:信用金庫職員

好きな芸能人:Nissy(西島隆弘)


何事にも気を配り、他のスタッフからとても頼りになる田中さん。そんな田中さんにお話を聞きました。


Qいきセンで働くことになったキッカケは何ですか?

 龍谷大学政策学部で所属していたゼミの先輩から伏見いきセンのスタッフ募集について教えていただきました。当時、学生同士で地域課題の解決に向けて活動した経験はありましたが、大人の方々と一緒に働きながら取り組む機会はありませんでした。伏見で生活しているなかで、学校以外の時間でも伏見のまちづくりに関わりたいという気持ちがあり、新しいことに挑戦したいと思い、働き始めました。


 

Qいきセンでの自分の役割を教えてください。

 伏見いきセンでは約2年間お世話になりました。窓口業務ではただ受付するのではなく、快適にセンターを利用していただけるように、活動の発信や利用者の方々との会話を意識していました。

 また、地域行事においてゲスト探しに困っている主催者の方とセンター利用団体をおつなぎし、利用団体の得意な活動を通して課題解決を図る事業「伏見ローカルタイアップ」を担当しました。事業立ち上げの段階から関わらせていただき、センター利用団体の皆様が地域行事などで実施できる活動や団体の魅力などをインタビューし、地域行事の主催者の方がゲストを探す際に活用していただける冊子「ふしみむすぶっく」を発行しました。冊子を手にした地域の方々が、利用団体の活動を具体的にイメージできるような構成を心がけました。

 

Qいきセンで学んだことは何ですか?

 毎月開催する定例会議では、利用者の皆様がより快適にセンターを利用できるように、細かい改善案について話し合いを行っていました。そこで、私は日々の業務や利用者の方々との会話などを通して、自分なりに改善点を見つける意識を持つことで、些細なことでも改善点を見つけ、職員全員で改善案を考えることを学びました。働き始めの頃は、毎日行う業務を丁寧にミスなくできることが最も重要だと考えていましたが、この経験を通して、小さなことにも気づけるアンテナや新鮮な視点を持って業務に取り組むことが大切だと感じました。

 また、事業では取り組みのゴールを明確にイメージし、そこから日程を逆算して計画を立てる力が身についたと思います。働き始めた頃は、立てた計画通りに進まないこともありましたが、漠然としたゴールではなく、必要なプロセスを自分で考え、相談を重ねる中で、少しずつ上手にスケジュール管理ができるようになりました。


Qいきセンでの印象的なエピソードや、やりがいについて教えてください。

 ある地域では、以前から冬の地域行事の1つとして、お餅つきを実施していました。子どもからシニアの方まで、様々な年代が参加する場でしたが、新型コロナウイルスの影響でお餅つきの開催が難しい状況となりました。

そんな中、地域の方から「子どもたちが楽しめる取り組みをしたい」とご相談をいただき、子どもを対象にバスケットボール教室を行っている利用団体さんをおつなぎしました。地域の子ども達に楽しんでもらうための工夫をしてくださり、地域の方と利用団体さんの双方から嬉しい言葉をいただきました。

 地域の方からは「新たな試みでしたが、子どもたちが喜んでくれて良かった。ぜひ来年も実施したい。」という言葉をいただき、利用団体さんからは「子どもたちのために考えた工夫で楽しんでくれて良かった。技術向上に向けて活動するだけでなく、バスケットボールを楽しく伝える良い機会で、勉強になりました。」という言葉をいただきました。

 この取り組みを通して、子どもたちに楽しんでもらいたいという地域の方の思いが、新たな地域行事として実現している様子を目の当たりにすることができました。また、地域のお困り事の解決だけではなく、利用団体さんが地域で活動することによって、自身の今後の活動につながるという前向きな言葉をいただけたことも嬉しかったです。双方に喜んでいただける事業に関わり、私自身も貴重な経験もさせていただきました。

 

Q現在の仕事ではどのようなことをされていますか?

 信用金庫の職員として、窓口業務やお客様のライフプランに合わせた資産運用に関するご相談・ご案内を行っています。お客様の将来の夢やお金に対する不安など、丁寧にお話を伺いながらニーズを聞き出し、お客様の意向に合わせた金融商品をご案内しています。

 また、地域の課題解決や魅力発信に向けたプロジェクトを職員同士で考え、実施しています。現在は、地域課題の解決に向けて積極的に取り組む企業をインタビューし、店頭などでその企業の魅力発信を行っています。

 

Qどのようなことがいかされていると感じますか?

 お客様のライフプランに合わせた金融商品をご案内する際には、お客様に信頼していただける関係を築くことが大切です。窓口では、センター利用者の皆様との日常会話を意識していました。現在の仕事では、日常会話を通して引き出したお客様の課題などを把握することで、悩みに合わせた商品のご案内をすることができています。

 伏見いきセンでは、事業の目的や目標について詳しく話し合った上で取り組みを進めていました。事業を通して培った「誰に、何を届けたいのか」という視点は、現在の仕事で地域課題の解決に向けたプロジェクトを企画・実践する際に活かされています。

 

Qいきセンの経験を踏まえてどういう人になりたいですか?

 伏見いきセンでは、様々な年代の職員の方々やセンター利用者、地域の方々と関わる機会がありました。スタッフとして、何事にも熱意を持って業務に尽力することで、周囲の方々から応援していただけたことがやりがいに繋がっていました。この経験から、今後は一社会人として、「田中さんに相談してみよう」「田中さんを応援したい」と、周囲の人から信頼され、応援されるような人になりたいです。

また、伏見いきセンでの経験は、私にとって大きなチャレンジでもありました。その経験を踏まえて、今度は私が、学生を含め、若い人が地域でチャレンジできる場を創っていきたいという気持ちがあります。



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