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執筆者の写真伏見いきいき市民活動センター

伏見の街道をゆくⅡ 鳥羽街道

更新日:2022年4月30日

鳥羽街道は、千本通りを羅城門遺址から九条通を超えて、南へ淀まで続く街道ですが、白河上皇によって造営された鳥羽離宮への道として、又は反対に下鳥羽にあった川湊から都への物資運搬路として重要な街道だったようです。現在、東寺の前を通って車で大阪方面へ行く場合、1号線、171号線、又は名神高速道路等を利用しますが、その1号線の西側に鳥羽街道(旧千本通)が通っています。

街道らしい旧家も特に見つけられず、南へしばらく進んでいくと、十条通との交差点に梅鉢紋が付いた”吉祥院天満宮”の常夜灯がありました。天満宮といえば、学問の神を祀った北野天満宮が有名ですが、どうやらここは菅原道真さんの生誕地のようです。

少し離れてはいましたが、あやかって参詣してきました。鳥居も立派で、天満宮の神の使いである臥牛も金ピカに鎮座していました。境内には道真公のへその緒を埋めたと伝えられている”胞衣塚(えなづか)”や、少年時代習字に使用した”硯の水”があったり、格式のある元祖天満宮といったところでした。


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