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KUWADATE OBOGインタビュー vol.20 谷口 優大朗


今回は、谷口優大朗(たにぐち ゆうたろう)さんに取材させていただきました!



名前:谷口優大朗

年齢:25歳

出身地:福井県福井市

職業:放課後等デイサービス

好きな芸能人:中条あやみ


物腰柔らかく、人とのコミュニケーションを大事に働かれていた谷口さん。当時の思い出や現在のお仕事に活かされていることについてお話を伺いました。


Q.いきセンで働くことになったきっかけは何ですか?

大学生のときに町家を拠点に「多世代が交流する地域コミュニティの創出」を目的として活動している「京まちや七彩コミュニティ」という学生団体に所属していました。そのときにお世話になっていたコーディネーターの方からいきセンを紹介していただいたことがきっかけです。学生団体では、子どもたちと遊んだり工作をしたり、町家のおくどさんで一緒に料理をしたりしていました。

僕は、中学生の頃から将来は子どもに関わる仕事に就きたいと思っていました。いきセンでも「子どもを対象にしたイベントを企画・運営できる」、「自分がしたいことと地域にとっていいことを掛け合わせて挑戦できる」ということに惹かれ、働いてみたいと思いました。


Q.いきセンでの印象的なエピソードを教えてください。

月に一回、近鉄 桃山御陵駅近くの団地へ行き、健康体操のお手伝いや、会場設営の補助を行なっていました。当時のいきセン先輩学生スタッフの方が、その場に参加されているシニアのみなさんに対して膝をつき、目線合わせて会話をされている姿やシニアの方とすぐに親しくなり、とても楽しそうに話をされている姿を見ました。「コミュニケーションの取り方がとても上手ですごいな。」と驚きました。

そのときの思いをきっかけに、センターでの窓口対応も「全力で相手のリクエストに応える」ことを一番大事にコミュニケーションをとるようになりました。さまざまなことを考えながら会話をする中で、利用者さんのニーズを引き出すことができるようになりました。


Q.谷口さんが担当されていた子ども事業について教えてください。

『Localship Education』という小学生を対象とした事業を担当しており、僕は事業を統括する事業長の立場で携わっていました。開催するイベントを通して、子どもたちに自分の暮らすまちをさらに好きになってもらい、進路選択時に地元に戻る、関わることを考えてもらうきっかけになるよう実施していました。

活動の中で一番印象に残っていることは、地域のお店さんと子どもたちがコミュニケーションをとることを目的としたまちあるきイベントを実施したときです。これまで、子どもと関わることは多くありましたが、お店の方への協力依頼や時間調整など、初めてのことが多く大変でした。自分の責任で物事を進めていくため、「何かあったらどうしよう...」とよく考えていました。しかし、当時のセンター長である三木さんやスタッフの方から、「雨の時はどうするの?」、「怪我した時はどう動くの?」など足りない部分を教えていただき、無事にイベントを終えることができました。大変だった分、達成感とやりがいをとても感じました。


Q.今のお仕事を教えてください

障害を持つ子どもと学校終わりの時間を過ごし、自分の抱える障害とうまく付き合うお手伝いをするという仕事をしています。Localship Educationでの経験は、子どもたちと外出する際や、計画を立てる時に活きており、とてもスムーズに計画を組み立てることができています。


Q.今の仕事に活かされていることを、他にも教てください

いきセンは、準備9割 本番1割の気持ちで準備を大事にしています。本番に向けたシミュレーションや段取りなど、準備のための考え方が身につき、今の仕事にも活きています。

例えば、プールに行くことになれば「プールに行きます。」だけをお伝えするのではなく、事前に「水着や帽子の用意をしてください」と連絡したり、荷物を保管したい方がいるかもしれないと、ロッカーについて調べ、事前に有料であることや必要なものを連絡するなどしています。実際の相手の動きを想定し、そのためにどのように準備をすると、相手は動きやすいかを考えています。

また、窓口対応の経験か、「相手が何を必要としているのか」を考え、動いています。相手が何を求めているのか、自分が相手にできることは何かを考えられるようになりました。


Q.いきセンでの経験を踏まえてどんな人になりたいですか?

もっと人に寄り添える人になりたいです。いきセンで利用者さんとのコミュニケーションや、様々な経験を通して、たくさん勉強になりました。「その人の力になりたい。」と思うことが増えたため、人に寄り添えるよう、仕事だけでなく人として、そのような力を伸ばしていきたいです。




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