• 伏見いきいき市民活動センター

次世代に知ってほしいFantasticな伏見の会社vol.2_2018 シロン石鹸有限会社[学生ライター]


昭和26年創業現在の社長は3代目の太田雅巳さん。主力商品は液体洗剤でありそのほとんどは業務用洗剤です。本社のほかに茨木工場があります。本社では「太田さん家の手づくり洗剤」を生産し、すべて手作業でつくられています。太田さんは、伏見で育ち伏見の素晴らしさを肌で感じておられるそうです。 Q.なぜ固形石鹸なのかですか?

私たち、シロン石鹸有限会社は、昭和26年創業しました。祖父が創業し私は3代目社長です。昔は会社員でしたが、父の働いている姿に感動し跡を継ごうと思いました。

シロン石鹸のこだわりといえば何と言っても「太田さん家の手づくり石鹸」です。過去には、固形石鹸の売り上げが良くなかったため事業から撤退しようと考えていました。

そこで、固形石鹸をやめるとユーザーの方にご連絡したんです。すると、『なぜやめるの?』『これ以外の石鹸を使うことはできない。』などお声をあちらこちらからいただいたのです。それで、この商品にも多くの愛着を持ったお客様がいるんだということに気がつかされました。

このように多くのお客様の声を聞きいたので、撤退をすることなく事業を縮小するという方法で現在まで作り続けています。お客さんからいただく感想がとても嬉しいですね。特に、『この石鹸を使ってから肌荒れが少なくなりました。』と言われるとこの石鹸を作り続けてとても良かったと思います。

Q.なぜ固形石鹸にこだわるのですか?

それは固形石鹸は洗剤成分を凝縮しているため、少ない量で多くの汚れを落とすことができるからです。

現在主流の液体石鹸では、洗剤成分の多くが水に溶けているので、多くの石鹸を使わなくてはなりません。量が少なくすむということは、環境にも肌にも優しいということです、この石鹸は、台所の在り方を変えるかもしれません。

Q.企業にとっての伏見区の魅力を教えてください!

わたしは、伏見で育ちました。伏見区には、多くの企業が生まれ育つための環境があります。近くには、京セラ、ワコール、月桂冠など多くの名だたる企業が育ってきたこの伏見。地域民が企業を応援し、企業は地域貢献するという循環によって伏見区と伏見の企業は成り立っています。

私はこの伏見に恩返しをしたいんですよ。みんな学校に行って、同じことをします。しかし、みんなができることをできない人もいます。どれだけ頑張ってもできないこともあります。それは、大人になったら分かるかもしれないですが、子供には分からないと思います。だから、子供には自分だけの強みを持ってもらいたい。自分の得意なことを伸ばしてもらうことで、自信につながってほしい。学校教育も今後そうなっていくべきだと思いますよ。

画一的な人間をつくるのではなく、人としてその人の個性に磨きをかけるという考え方にはこのことは、シロン石鹸の今にもつながっています。

今、社会ではオートメ―ション化やAIの導入など人の手を使わないことを主流としようとしているように感じます。しかし、ここの機械を見てください。オートメ―ション化はおろか手作業だし、重労働なシステムでしょ。でも、これが私たちの強みでもあるんですよ。

シロン石鹸では、石鹸の配合からパッケージにするまで全て手作業で行っています。これは、シロン石鹸の個性を出したものです。手作りだからこそ伝わる温かいものがあります。

私たちは、すべて手作業であるということが伝わると信じています。機械では同じものを何百何千個とつくることができます。量も画一されパッケージも全く同じものがつくられます。しかし、人の手で作られたものは、不揃いですが、一つ一つに温かみがあり、それがその人が作ったセンスのある商品になるのです。私たちは、機械にできないオリジナルのモノをつくることができるのです。

私は、育ててくださった伏見に恩返しをしたいと考えています。具体的には、主婦の雇用開拓や高齢者の生きがいとしての商品づくり、子どもたちへの商品寄付など様々なところで活動しています。

これも、「伏見」という地域に育てられたからこその行動です。このように、「地域に育てられ地域に恩返しをする」という循環が今の伏見区を支えているのではないかと私は感じています。

これからも、この循環が止まらないよう、私たちシロン石鹸をはじめ伏見区の企業の方々は、「地域に育てられ地域に恩返し」をしていくのべきだと思います。

☆シロン石鹸「ここがファンタスティック!!!」

伏見区の現状や自分のやりたいこと社会について様々な考えを持っておられることが分かりました。また、現代の流行から外れた固形石鹸を開発・販売されているというニッチなニーズに焦点を当てられる考えかた。さらには、『ゼロから一へ』をモットーに日々会社運営をされている姿が印象的でした。

少しでも、地元伏見区のために何かできることがないのか、と絶えず考えておられるその姿勢も今の伏見を変えていきたいと考えておられる気持ちも伝わってくる取材となりました。

Fantasticな企業

企業名   :シロン石鹸有限会社 インタビュー:太田 雅巳さん ホームページ:http://sironsekken.com/20120928/ 取材日   :2017年12月18日

------------------------- 学生ライター企画記事 龍谷大学政策学部Ryu-SEI GAP学生チーム もりもり☆キッズ執筆


1,072回の閲覧

​京都市伏見いきいき市民活動センター

TEL&FAX  075-646-4274   

Mail  hello@fushimi-ikik.com

〒612-8434  京都府京都市伏見区深草加賀屋敷町6-2

(C)2015 まちとしごと総合研究所. ALL RIGHTS RESERVED

開館時間 月・水~土 10:00~21:00(予約受付時間 ~20:30)

     日     10:00~17:00(予約受付時間 ~16:30)

休館日  毎週火曜日・年末年始