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【UTTOCOな人_Kyoto edition】杉浦 悠介さん Yusuke Sugiura_vol.18 2016


愛知県豊橋市出身の杉浦さん。2016年6月現在は立命館大学の学生さんです。

子どもの頃はテレビが大好きで、バラエティ番組などを見ながら

将来は「こんなおもしろいう映像がつくりたい」という夢を持ち、 立命館大学に入学。映像学部に入ったそうです。

しかし、大学では最初は基礎的な学問の日々で、

得た知識や実際に動画を創るという機会が

中々訪れない日々。また、映画などは思った以上に

作品をつくるまでが難しい。

そして周りにも実践がしたくてウズウズしている

友達も多かったそう。

そんな中でスタートしたのが京都お化け屋敷大作戦。

まずはこちらの動画をご覧ください。

京都お化け屋敷大作戦

杉浦さんはまさに「映画をつくっているイメージ」で、

お化け屋敷に取り組んでおられます。

■友達とはちょっと違う仲間だからいい!

そんな杉浦さんの取り組みは、最初は本当にひとりではじめられました。

最初に集った仲間は実は「初対面」。

大学で出会う友達ではなく、「お化け屋敷がやりたい」という

思いでつながれる仲間を募るため、あえて1人でスタート。

まずはTwitterなどのSNSで呼びかけをスタートしました。

するとお化け屋敷をやりたい人がひとり、またひとりと。

企画がすすむにつれ、リツイートなどで拡散していき、

最終的には当日スタッフも含めて100名規模の仲間が

集うように。

実は大学でもSNSについては勉強し、

「SNSは夢をかなえる事ができる」ということを感じ、

大事な事は「最終目的を共有できる仲間」であることだそうです。

しかし、もちろん初対面の方が集うので苦労もあったよう。

価値観のずれや、少人数の時に比べて、

人数が多くなればなるほど、

一人ひとりとのコミュニケーションは

難しくなっていったそうです。

それでも、最後まで頑張るメンバーは多く、

時期的にはてテストが近い学生も多い。

追い込みの時期はほとんど寝ていない日々の中で、

それでもやりたいから頑張れる。

「仕事量はそうとう多いのにみんな辞めないんです。」

チームのみなさんの打ち込みぶりを感じます。

映像作成の様子 京都お化け屋敷大作戦HPより

■お化け屋敷がツールになってきた!

お化け屋敷大作戦を通して、いつの間にか、

「お化け屋敷をやりたい!」という思いから、

「お化け屋敷はツール」という見方に変わってきたそうです。

「お化け屋敷で学生と商店街をつなぐツールで、 商店街のよさに触れてもらいたいと思っています。」

と杉浦さん。

最初はお化け屋敷に固執していたそうですが、

少しずつ商店街への思いや、親近感が湧いてきたそう。

「商店街の良さは人情味ですね。期間中うまくいかない中でへこんでいたら、

うな重を差し入れて頂いた時は本当に嬉しかったです。」

もちろん時には衝突することも。

お化け屋敷の行列が想像以上に伸びてしまって

運営はパニックになり商店街から怒られたり、

電気の問題で「火事になったらどうすのか」

と注意されることもあったそう。

最初は商店街でおもしろい事をやろうとしているので、

もっと喜んで受け入れてもらえるんじゃないかと

思っていたのに、なぜ怒られるのかと悩んだ事も。

「でも、そこで支えてくれるのも商店街のみなさんでした。」

いきいきとしている三条商店会の協力で、

実験的な事もどんどんできています。

「1年目は商店街のみなさんからも不安の声も頂きましたが、

今では三条商店会のホームページに何も言わなくても

載せていただいてます。笑」

第1回ではメディアも着目(京都お化け屋敷大作戦HPよりより)

■お化け屋敷をやったから見えてきたもの

お化け屋敷がツールになってきた!と言われる杉浦さん。

お化け屋敷だからこそ見えてきたものも多いそうです。

「お化け屋敷というコンテンツは若者向け。若者向けの商店街の

お店にリピーターができたという話も聞いています。」

こういう話を聞くと「商店街活性化」のためにやってきたのかと

思いますが、それは後からついて来た話の側面もあるよう。

「商店街に実はすごい人がいる、老舗みたいなところにも、

この機会に入れると面白いし、2回目の昨年のお化け屋敷では、

商店のみなさんの人柄を知ってほしいと思うようになりました。」

2回目にはとても人気になったお化け屋敷。

待ち時間が4〜5時間もでてしまったようです。

そこを逆手にとって、商店街クイズとして、

「◯◯のお店の今日のさんまはいくら?」

「理事長にじゃんけんで買ったら〇〇が!」

といったイベントを実施しました。

■大事なことは…

商店街はこのようなところ(京都お化け屋敷大作戦HPより)

取り組みをしていく上で「まず自分たちが楽しもうよ」

という気持ちを大事にしているという杉浦さん。

「メンバー集めると、いろんな観点の人が集まり、

動画やクリエイター、ものづくりとか、得意を

持ったヒトたちが融合していくんです。

職人たちが集ったチームはまるで7人の侍です。笑」

そんな職人たちをまとめてきた杉浦さんは、

組織をまとめる事に関心が高まってきたそう。

当日スタッフも含めれば200人を超える人が

関わるこのイベント。

自分自身も専門職からディレクターになっていった

気分を味わいながら、今後もこういうサプライズ、

人をよろこばせる事を大事にして、将来を

考えていきたいと語ります。

 
 
 

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