• 伏見いきいき市民活動センター

【伏見ローカル名鑑】向島インラインスケート_vol.6

最終更新: 3月6日

 今回取材させていただいたのは、向島でインラインスケート教室を運営されている門川新平さん。週に1回、元向島中学校の体育館で小中学生を対象にインラインスケートの講師をされています。アイススケートの選手としてもご活躍された門川さんが、子供たちにインラインスケートを教えるに至った背景とその思いを伺いました。

         「向島インラインスケート教室」代表 門川新平さん



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インラインスケートを始めた経緯とは

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━━門川さん自身、以前からインラインスケートをされていたのですか?


 以前からアイススケートのスピード競技をやっていました。私が転勤で東京にいた頃、初めてインラインスケートのクラブに入りました。インラインのスピード競技にも出るなどしていました。京都に帰ってきた際に、子どものアイススケートクラブを作り、選手の育成をはじめました。



━━教室を作ろうと思ったきっかけはなんですか?


 向島でまちづくりの仕事をしており、その一環として若者の居場所づくりの活動をしていました。その仕事の帰り道に、子どもたちが暗い公園で集まってる姿を見ました。夜に子どもたちが公園に集まるのは、悪いことではありませんが、もう少し子どもたちの居場所があるといいのではないかと思いました。そのような思いもあり、何か自分にできることはないかと探していたところ、向島中学校が統合されて場所が空くと聞きました。体育館ならインラインスケートの教室ができるため、実施し始めました。

                 実際の活動風景



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競技としてのインラインスケート

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━━どのような想いで教室を開かれていますか?


 まずは、子どもたちに楽しくインラインスケートをしてもらいたいと思っています。あとは、スケートの選手を育てたいです。インラインスケートはオリンピック種目の候補にも挙がっており、世界ではとても人気のあるスポーツです。小さい頃から練習すれば、将来のオリンピック選手になる可能性もあります。子どもたちがスケートというスポーツを通して、選手になる夢や何か目標を見つけられるような場所になればと思っています。遊びとして楽しんでもらうのはもちろんですが、選手を目指す子どもが出てきてくれると、私としては嬉しいですね。



━━インラインスケートが競技として存在することを知らない人も

  多いのではないでしょうか?


 そうですね。もっとインラインスケートがスポーツとして認められるようになってほしいです。たまに、道路で防具もつけずにスケートをしている子どもたちを見ると怪我などの可能性もあり怖いと思います。子どもたちに安心してスケートができる場を提供したいです。

アイススケートはスケート場でしかできませんが、インラインスケートは、良くも悪くもどこでもできます。そのような側面も含めて1つのスポーツとして認めてもらえるようになりたいです。

          大人も子供も一緒に楽しく練習されています



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教室のその先に

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━━教室に参加された子どもたちにどのようになってほしいですか?


 自分たちの頭で考え、想像し、夢を持ってほしいです。一番は、夢を持ち前向きに頑張ってくれることです。子どもたちには、自分が思ったことは形になるから、良いことを思うようにしなさいといつも言っています。悪いことを思うと、悪い方に向き、良いことを思えば良いことがおきます。夢を持ちいろいろなことにチャレンジできる人になってほしいなと思っています。



━━子どもの居場所づくり、選手育成、スケート競技の普及などのお話がありましたが、

  門川さんに取って1番大事なこととはなんでしょうか?


 今一番大事だと思っていることは、自分がスケートで滑っていられることです。自らがプレイヤーであり続けたいという思いが一番です。私が楽しんでいる姿を見て、子ども達も楽しく取り組んでいただけると嬉しいです。滑れるところも限られていますしね。滑り続けられる場所があるということが、私の今の一番の楽しみにもなっています。

               インタビュー当日の様子



編集後記


 地域の居場所づくりとして、スケート競技の普及を目指して、何よりもご自身がスケートを心から楽しんでおられる門川さん。取材のあとも、「今日はこれから滑りに行くんだ」とにこやかにお話をされていました。夢を追う門川さんの想いは、きっと生徒さんにも伝わっていることでしょう。


(市民ライター 杉森美優紀さん)