今回は、西田麻穂(にしだ まほ)さんに取材させていただきました!

名前:西田麻穂
年齢:23歳
出身地:京都
職業:市役所職員
好きな芸能人:坂口健太郎
地域の方や利用者さんにいつも真摯に向き合い、温かな対応をされていた西田さん。そんな西田さんに、お話をお伺いしました。
Qいきセンで働くことになったキッカケは何ですか?
龍谷大学政策学部の地域課題解決プログラムRyu-SEI GAPに所属し、活動する中で、当時センター長の三木さんから、いきセンが運営するオンラインワークショップを案内していただいたことがきっかけです。コロナ禍でも、地域で工夫して活動されている学生団体や伏見の飲食店さんなどがゲストとして取り組みをお話くださり、交流することのできるイベントでした。その経験が私にとってとてもワクワクするもので、運営者であるいきセンの取り組みに興味を持つようになりました。また、仕事を通して地域の皆さんと関わりながら人の役に立てる仕事がしたいと思い、いきセンで働くことを決めました。
Qいきセンではどのような役割を担当しましたか?
1年目は、スタッフの皆さんに様々な業務を教えていただきながら、センターの広報誌「おむすび」の作成に取り組みました。この作業には、当時学生スタッフだった西野さん、山口さんと一緒に携わりました。2年目には、担当事業のリーダーとして、「タイアップ事業」に関わりました。この事業は、新しい活動を検討している地域のみなさんと、センターの利用団体さんをおつなぎする事業で、地域の方や利用者さんと連携しながら実施した活動を掲載している「むすぶっく」の作成にも取り組みました。
Qいきセンで学んだことは何ですか?
いきセンで学んだことは、本当に数え切れないほど沢山あります!例えば、スタッフ間での話し合いを進める際に、どのようなアプローチが適切かをスタッフの皆さんから教えていただきました。話し合いの中では、上手く結論を出せなかったり、自分の考えが及ばなかったりすることが多々ありましたが、そのような場面でも一緒に考えていただいたことで、「自分なら何ができるのか」「どうすればより良くできるのか」と考える力が身についたと思います。
私は元々、新しい一歩を踏み出すことを躊躇してしまうタイプでしたが、いきセンでは学生にも様々なことを任せてくださる環境がありました。そのおかげで、自然と「自分ももっと挑戦してみよう」と思えるようになりました。
さらに、タイアップ事業を進める中で、日頃から情報収集をすることの大切さも学びました。情報を集めておくことで、様々な方と話すきっかけを作ったり、信頼関係を築いたりすることができると感じました。相手と話すきっかけを作るために知識を増やしていくことの大切さを実感しています。
Qいきセンでの印象的なエピソードを教えてください。
思い出に残っているエピソードが2つあります。
1つ目は、1年目の冬に行った情報発信の企画での経験です。この企画では、センター利用者さんとのコミュニケーションのきっかけづくりとして、本館1階の入口で「伏見の好きなスポット」をシールで投票してもらう企画を行いました。ある利用者さんが伏見のスポットについて色々と話してくださり、会話が弾みました。それをきっかけに、私は利用者さんのことを知ることができ、利用者さんには顔を覚えていただくことができました。その後、窓口に来られたタイミングなどで、ちょっとした会話をさせていただくことができるようになりました。この経験を通じて、利用者さんとコミュニケーションを取るコツを見つけたような気がして、とても嬉しかったのを覚えています。
2つ目は、マッチング事業で伏見区内の児童館に「むすぶっく」を宣伝に行った時のことです。館長さんにむすぶっくをお見せした際、「こういうものが欲しかったです!」と喜んでいただけました。その瞬間、自分たちの活動が地域で求められていると実感し、とても嬉しく感じました。
Qいきセンでのやりがいについて教えてください。
いきセンでのやりがいは、多様な年代のスタッフさんや学生スタッフの皆さんと一緒に仕事ができることです。長年センターで働いてこられたスタッフさんも、学生スタッフを優しく見守りサポートしてくださることや、スタッフの皆さんが学生の意見も尊重して接してくださることに感銘を受け、そのような環境で仕事できることに大きなやりがいを感じていました。
Q今のお仕事にいきセンでの経験がどう活かされていますか?
いきセンでは、利用者さんや地域の方の一人ひとりの声を大切にする姿勢を学びました。それが今の職場でも役立っています。私は現在、市役所の税務課で働いており、市民税に関する窓口対応等をしています。その中で、日本語が堪能でない、外国出身の市民の方が窓口に来られることもあります。お話を伺う中で、他自治体で申請をいただく必要があると判明するケースがあるのですが、その際もその方の様子を見て、申請先の案内や手順等を伝え、メモをお渡しするなどの対応を行っています。「ここでは対応できません」と伝えて終わることも可能ですが、その方のお役に立てる対応を心がけています。まだまだ力不足で、できないことが多いですが、いきセンで学んだ「その人に寄り添ったサポート」が、今の仕事に大きく活かされています。
Qいきセンでの経験を踏まえて、どんな人になりたいですか?
身近な方が困っている時に、相談に乗りながら次に繋げられる人になりたいです。そのためには、さまざまな担当者や関係者と繋がる人脈を築き、必要なサポートを提供できる人になりたいと考えています。これらを通して、人と人とを繋げる架け橋のような存在になることを目指します!
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