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執筆者の写真伏見いきいき市民活動センター

KUWADATE OBOGインタビュー vol.19 川村 有希

OBOGインタビュー第19回目は、6代目ミギウデを務められた川村有希(かわむらゆき)さんにインタビューしました。

名前:川村有紀

年齢:23歳

出身地:兵庫県西宮市

職業:福祉デイサービス職員

好きな芸能人:二宮和也


 朗らかでやさしくも、利用者さんや事業、そしてミギウデとして事業課に真摯に向き合っておられた川村さん。そんな川村さんに、お話をお伺いしました。


Q,いきセンで働くことになったきっかけは何ですか?

 龍谷大学政策学部のRyu-SEI GAPプログラムで、「はうすまいる」という孤独死の問題など、高齢者の課題に取り組むチームに所属していました。団地のつながりづくりを目的に、イベントやシニアの担い手づくりの活動を行いました。はうすまいるでの活動が終了したタイミングで、お声がけいただき、伏見いきセンで働くことになりました。



Q.川村さんのいきセンでの役割を教えてください。

6代目ミギウデを務めさせていただきました。ミギウデとしては、事業課が担当外の事業についてもアイデアを共有し合えること、そのような雰囲気づくりを意識していました。

また、学生事業課とはどのようなものなのか、心構えや姿勢について学生スタッフと話し合うことで、「学生事業課としての責任をもつ」という雰囲気をつくることができたと思います。事業は、コロナ禍でも地域で工夫しながら活動されている方をお招きし、自分にできることを考えるオンラインワークショップ、シニアのみなさんのオンライン化を促進するための企画実施を担当していました。


Q.いきセンで学んだことは何ですか?

「念入りに準備し、計画を立ててすすめていく」という、ものごとの進め方を学びました。いきセンで働く際に行っていた、自分の考えをメモに書き出して整理し、相談してブラッシュアップするということは、今でも自然と身についています。

また、ミギウデとして、役割や動き方についての目標を毎月立て、振り返り、フィードバックをもらうことを行っていました。それらを通して、「どうしたいか、どうすべきか」が見え、次月の動きや、今後について考えることができるようになりました。

そこで、事業課としても、振り返りを大切にしました。年度末だけでなく、事業途中での振り返りを行い、次にどうつなげるかなどを全体でアドバイスし合いました。同じことを繰り返さない、次の行動につなげていくことを学びました。


Q、現在のお仕事はどのようなことをされていますか?

福祉施設で、デイサービスのケアワーカーとして働いています。学生時代の活動やいきセンでの事業を経験したことがきっかけで、シニアの方の力になりたいと思うようになり、福祉の仕事を選びました。利用者さんの送迎や、入浴・トイレ介助、レクリエーションなどを行っています。

Q.今のお仕事に、いきセンでの経験はどう生かされていますか?

シニアを対象としたオンラインの事業で、プレ企画とZoom講座を実施しました。プレ企画は、Zoomを身近に感じてもらうために行いました。スタッフが作成したマニュアルを基に、操作していただくなかで、「タブレットをスライドする方法がわからない」という声をもらいました。Zoomの使い方説明を意識しており、シニアのみなさんが操作のなかでどの部分でつまずきそうかという視点に気づけていませんでした。その経験から、利用者さんの前でレクリエーションの説明をする際に、「利用者さんがどこでつまづきそうか」ということを考え、利用者さんの目線に立ち工夫すること、反応を見てその場で説明を加えることを意識しています。

 コロナ禍により、当初対面で予定していた講座は中止になり、オンライン上での講座に変更しました。ご自宅から参加していただく講座へ変更になったため、Zoomにご自身で入っていただく流れの動画を作成・お送りしたり、マニュアル画像を定期的にお送りしたりという風に、できるかぎりの工夫を考え行いました。この経験が、仕事で求められる、臨機応変な対応に活きていると感じます。

 また、いきセンでワークショップ事業を進めていくうえで、関係者の方とうちあわせを重ね、想いを丁寧にお聞きするということを大切にしていました。

介護の現場では、利用者さんのご家族の思いやさまざまな背景により、利用者さんごとに介護の仕方や流れが異なります。利用者さんの背景を知ること、想いを聞くことを大切にしようという姿勢で働いています。


Q.いきセンでの経験を踏まえてどんな人になりたいですか?

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