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執筆者の写真伏見いきいき市民活動センター

KUWADATE OBOGインタビュー vol.14山川勝也

今年度1回目の先輩インタビュー、今回は山川勝也さんに取材させて頂きました!




名前 山川 勝也

年齢 29歳

出身地 長野県 

所属 徳島大学大学院総合科学 教育部 地域科学専攻 博士後期課程


1つ1つ丁寧に、具体的なエピソードを含めながら、当時のいきセンを語ってくださった山川さん。そんな山川さんにお話を聞いてきました!


Qいきセンで働くことになったキッカケは何ですか?


就活を行っている時、「仕事とは何か」について考えていたのですが、自分は「どんな時も、誰かのために働く人でありたい」と思いました。そこで、ただ働くことに疑問を持ち、ゼミの教授に、「どういう働き方をすると良いか」相談しました。そうすると、「京都に三木さん(伏見いきセン センター長)という人が居るから一度会ってみたら?」と言われ、実際に会いました。そこからいろいろと話していくなかで、いきセンで働くことになりました。


Q.いきセンでの自分の役割を教えてください。


2年半くらい働いていたのですが、最初の半年は主に仕事を覚え、改善した方が良い点を改善提案していました。その後の1年はミギウデを担い、残りの1年は、管理業務(主に公共施設としての窓口業務や施設の管理・維持等)をしながら、センター長からの依頼や、いきセン事業に繋がるリサーチをしていました。

管理業務の時は、業務時間の短縮やミスを減らす管理方法など、「より早く、より良くなるよう」にと考えながら、管理業務をしていました。

ミギウデの時は、「チームのキャパシティを伸ばす」ことを中心に、学生スタッフの管理業務を効率化し、事業に回せる時間を増やせるようサポートをしていました。いきセンは、ベースに管理業務がありますが、ベースがしっかりしていないと、事業でどれだけ良いことをしても、ダメです。そのため、「管理業務基本の構築と改善」を頑張っていました。また、自分の事業だけではなく、他の事業のミーティングにも、必ず参加し、チームとして一緒に考えることも心掛けて行っていました。


Qいきセンで学んだことは何ですか?


自分の能力のキャパシティを、自分の意志で高めることが大事だと学びました。いきセンでは、事業を組み立てる時に、僕はこれができるからこの事業で地域に貢献できるかもしれないと考えるのですが、普通のアルバイトだと、自分が得意な仕事や、挑戦してみたい仕事をなかなか選べないと思います。

それが、いきセンでは自分がこの能力を伸ばしたいからこの仕事をさせてほしいということで、挑戦させてもらえるため、自分で自分のキャパシティの広げ方をデザインできます。自分が将来やりたいことにつながる働き方や意識の持ち方は、どんな場面でも活きてくる大事なことです。それをいきセンで学べたのは、とてもよかったです。



Qいきセンでの印象的なエピソードは何ですか?

自分の中のリーダー像が変わった事が印象的でした。私は、事業課スタッフに自分の仕事の手伝いや、お願いをしていました。しかし、最初は申し訳ないと思っていたり、リーダーとして頼ることが多い現状を「どうなんだろう」と思っていました。そんな時に三木さんから、「助けを求めることは悪いことじゃない。むしろ、できないならだれかの手を借りてでもやりきることを意識したほうが良い。」と言われました。それまでは、全部自分で何とか、しないといけないと思っていました。三木さんの言葉を受けて、助けを求めることは悪い事ではないと、気付きました。


Qいきセンでのやりがいは何ですか?


事業をしたときに直接反応がもらえることです。アクティブブック・ダイアローグという一冊の本を複数人で読むワークショップの際には、参加者の方から、「このイベントに参加したから、自分にもこういう活動ができるかもしれない」と相談を頂いたこともありました。目の前で直接反応がわかるだけではなく、自分が行なった仕事の意味がわかり、直接確認できるのが1つのやりがいだと感じました。

もう1つは、チームのみんなが頑張っていた事業が、いきセンの枠を超えて他の地域で応用されていることや、その広がりもやりがいだと感じています。いきセンは、「自分のために頑張るのではなく、何か解決したい課題や、このために頑張る」というものに対して、挑戦できる場だと思っています。挑戦した結果、それが、外でも認められて、広がっていくのが見えるのは、とても自分のやりがいになっていました。


Qいきセンでの経験を踏まえて、どんな人になりたいですか?


研究でも実践でも、どちらでも活躍できるようになりたいです。私がやりたいと思っている、しんどい子どもたちの生活の質や将来の可能性を底上げしていくことを考えた時に、やるべきことが無数にあります。自分1人で、その量の活動ができるかというと、できません。そうなった時に、無数にあるやるべき活動を「下支えする理論」を今の研究を進めていくことで、作り出すことができると思っています。自分1人では到底できないことも、いきセンで働いた経験から他の主体とタッグを組むことで、できるようになることが分かりました。

そして、伏見いきセンで組織マネジメントや自分で事業をする経験をしていたからこそ、自分1人ではできないけれど、今、研究している中で「こんな応用性があるんだ」という発見があります。私が今、やりたいと思えたのは、伏見いきセンという地域の最前線で、もがきながらもやりぬいた経験があるからではないかと思っています。



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