龍谷大学政策学部と伏見いきセンが連携し、地域の「ほっとけない」ことを学生が本気でカイケツする地域課題解決プログラム「Ryu-SEI GAP」。今回は、Local Activities(通称LA)の活動を追いました。
- Local Activities 編 -
LAは、南浜学区のシニアの健康寿命向上を目的に活動しています。南浜学区は独居老人の割合が高く、南浜にある世帯の7軒に1軒は一人で暮らしています。そういった方々を対象に活動しています。活動は週1回、南浜会館で行うステッププラス体操です。この体操は体を動かしながら、簡単なクイズで頭を使い、2つのことを同時に行うことで「デュアルタスク能力」を養う体操です。この能力を養うことで、認知症や転倒の予防になります。また体操の前に楽しめるレクリエーションも行っています。体操の時間はシニアの方々の笑顔で溢れています。
また、体操に来ている時間以外も健康向上に取り組んでもらうため「生きがいキニッタ」を行っています。この事業では、用意した脳トレを家でやってきてもらう度
に、スタンプカードにスタンプを押し、スタンプが貯まったら南浜の健康に良いお店の割引券をプレゼントするというものです。この事業により、シニアの方々は家でも脳トレに取り組んだり、地域のお店に足を運び、体を動かす習慣をつけることで健康に繋がると考えています。シニアの方から「あのお店のパン美味しかったよ。」と嬉しい言葉をいただきます。 南浜にいるシニアの方々に積極的に外出をしてもらうため、健康増進に取り組める居場所や仕組みを南浜学区に広げていきたいと思っています。
~伏見とセンターとみなさんを結ぶ情報紙~ おむすび 2019年7月号に掲載