昨年度より実施しているいきセンの取り組み「伏見ボランティア留学」。この事業では、地域とつながりたい学生団体と地域で若者の力を必要としている団体をマッチングし、活動のサポートをしています。今回は、NPO法人国際ボランティア学生協会(以下、IVUSA)深草クラブと伏見・お城まつりのみなさんの取組を取り上げます。
IVUSAは、約90大学・約4千人の学生が「環境保護」「地域活性化」「災害救援」などの分野を軸に活動しています。
伏見・お城まつりは、伏見桃山城の利活用と伏見の歴史まちづくりをすすめるみなさんが毎年開催されており、今年で5年目の開催となります。
伏見・お城まつり実行委員のみなさんの中には、伏見区の市民活動で活躍されている方が多く、いきセンと関わりのある方もいらっしゃいました。伏見区でボランティアを探している学生がいることをお伝えすると、伏見・お城まつりで当日のボランティアを必要としているということでマッチングを行いました。
学生たちが担当した子どもたちが遊ぶ”キッズランド”は、親子連れの多い伏見・お城まつりで大変人気のあるブースです。子どもと年齢の近い若者がブースを担当することで、ブースがさらに盛り上がるのではないかという思いもありました。 学生は、キッズランドの「魚釣り」「お面づくり」「玉入れ」のブースを担当し、内容の相談や当日のながれの確認など何度もうちあわせを行いました。また、ブース備品の買い出しや製作など事前から関わってくれています。
当日は、300名以上の子どもたちがキッズランドのさまざまなブースで楽しく遊んでいました。特に学生たちが担当したお面づくりは、10時のオープンから多くの子どもたちで賑わい、用意していた300枚のお面がイベント終了時間より早めになくなってしまいました!
参加した学生からは「楽しかった!」という声がたくさん。また、キッズランド担当者の方は「学生さんのおかげで大盛況でした!」とおっしゃっていました。
地域では若者の力が求められています。本当に力を必要としているみなさんと熱意を持って取り組む学生団体のマッチングをいきセンでは引き続き行なっていきたいと思います。
~伏見とセンターとみなさんを結ぶ情報紙~ おむすび 2019年1月号に掲載