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執筆者の写真伏見いきいき市民活動センター

伏見いきセン事業紹介 伏見グリーンシティ構想


 伏見グリーンシティ構想とは、「地域の魅力や価値の再発掘・再発見」、「地域の環境保全」、「多様性のある関係性作り」の3つを目的に、ヨソモノとして地域で力を発揮する大学生を筆頭に、様々な企画を実施しています。月に1回の(毎月第2土曜日)定期清掃を始め、使われていない公共空間の再利用を目的としたイベントの開催などを予定しています。地域住民のみなさんがまちに目を向け、まちの魅力や資源に改めて気付いてほしいと考えています。

 まち中のごみ問題について地域からの声を受け、事業課KUWADATEで独自調査を実施してきました。エリアによってはごみのポイ捨てが目立っていました。そして、地域の環境保全活性化に取り組むivusa京都深草クラブと出会い、活動をスタートさせました。2016年から本格的にスタートし、今年で3年目を迎えます。

 今年度の第1回目は6月9日(土)に実施しました。この日は雲一つない快晴となり、絶好の清掃日和となりました。

 今回は大学生を中心に参加者11名の皆さんにお集まりいただき、清掃に取り組みました。前回の清掃から少し期間が空いているせいなのか、毎月の清掃活動で減っていたタバコの吸い殻、空き缶、ペットボトルなどポイ捨てごみが少しずつ増えてきている様子が伺え、ごみの回収率が普段よりも増えていました。清掃中も黙々と取り組むばかりでなく、たわいもない話から地域のポイ捨てごみについての話など、様々なお話をすることができました。

 また、活動後の意見交換会では、清掃活動をふりかえり「地域のごみ問題を地域住民に呼びかけるには?」について話し合いました。「捨てたごみを拾っている人の存在を知ってもらいたい」、「この取り組みについて、より多くの人に知ってもらいたい」、そんな声がいくつもあがりました。

◾️担当者VOICE

 取り組みを行ってみて、月に1度の清掃ではすぐにごみが減るというわけではなく、ごみが減るには本当に長い道のりになります。

 しかし、ただ私たちが清掃してごみが減ればいいのではなく、「私たちの存在なしで、まちにごみを捨てさせない地域になってほしい」、そんな願いがこの活動にはあるのだと考えています。

 まちのポイ捨てごみを減らすために、清掃活動に取り組むことももちろんですが、今年度は「参加者の皆さん同士の関わり」も大切にしていきたいと考えています。多種多様な参加者の皆さんが集まることのできる場だからこそ、互いに地域のごみ問題に対し様々な視点からの声をいただくことができ、ゆくゆくは地域住民の皆さんが主体となり活動が取り組まれていくのではないでしょうか。

※~伏見とセンターとみなさんを結ぶ情報紙~ おむすび 2018年7月号に掲載


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