前回は、竹田街道沿いに京都市電の足跡を訪ねて、京阪中書島駅から伏見いきいき市民活動センター辺りまで歩いてみましたが、今回はこれに続いて始発京都駅に向かってみました。24号線、”城南宮参詣道”の石碑前を通り、しばらく北進すると鴨川を渡る勧進橋に至ります。 その手前に「稲荷新道」という交差点がありますが、ここから東に進む一方通行の道路が、市電伏見線から分岐した稲荷線の線路跡のようです。 ここをまっすぐ京阪電車”伏見稲荷駅”に向かっていくと師団街道と交差した所に児童公園があり、ここが当時の市電稲荷駅だったようでした。
再び24号線に戻り、鴨川を渡って伏見線始発駅である京都駅へ歩いていきます。 「竹田街道札ノ辻」交差点を経て、九条通を北へ進むと、いよいよ新幹線八条口、この八条通を更にまっすぐ進むとJR各線をまたぐ”高倉跨線橋”です。当時の市電はこの橋上を走り、高倉塩小路交差点を西へ曲がって、現在の京都駅前バスターミナル辺りに発着していたようでした。 「東洞院塩小路」交差点近くに大きな ”電気鉄道事業発祥地碑”が立っているのを確認し、その昔、伏見まで走っていた路面電車の雄姿を思い浮かべてみました。






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